情報スペクトル古今東西


一般
公開

開催日時

2018年 3月22日 (木) 午後

委員会

情報理論研究専門委員会

主 旨

2018年は韓太舜先生の著書「情報理論における情報スペクトル的方法」が出版されて20周年,またその英訳版「Information Spectrum Methods in Information Theory」が出版されて15周年になる節目の年である. これを記念し情報スペクトル理論に関する基礎から最新の話題までをオムニバス形式で提供するチュートリアルセッションを提案する. 情報スペクトル理論は1990年代にHan and Verduにより提唱された,確率構造を仮定しない一般情報源,一般通信路を対象とした符号化に関する基礎理論であるが,20年を経た現在でも新しい展開を見せている. 本チュートリアルセッションでは,この情報スペクトル理論について1990年第当時の状況を知る先生から若手の研究者まで関わりの深い方をお招きし,様々な視点からご講演いただく. 内容は翻訳に関するこぼれ話から情報源符号化・通信路符号化などに関する最新の研究成果への展開まで多岐にわたるが,この幅広さこそが情報スペクトル理論の基礎理論としての実力を物語っていると言える. 本セッションを通じて,より多くの方々に情報スペクトル理論の魅力を知っていただくことが趣旨の一つである.