情報指向通信の未来へ向けた課題


開催日時

2019年 3月19日 (火) 午後

委員会

情報指向ネットワーク技術特別研専

主 旨

近年、情報のコンテンツ名を用いてネットワーク内で効率的な情報流通を実現する「情報指向ネットワーキング技術(ICN: Information-Centric Networking)」が注目されており、その活用方法に関する議論が進められています。一方で、様々な通信技術の恩恵により、我々は既に、どこに居ても、様々な情報にアクセスできる世界に生きています。ICNは、静的なデジタルコンテンツのみでなく、処理機能、法的保護が必要な情報(個人情報や行動履歴、著作物、信書など)、動的生成情報(統計情報やキュレーションなど)、仮想空間情報(VR/AR)、感覚情報(触覚、臨場感など)等々、現在の通信技術や法律では扱いが難しい様々な”情報”を流通させる基盤技術として期待されています。情報しかし、そのためには様々な課題を乗り越える必要があります。そこで、本セッションでは、ICNが既存の通信技術を越えて、将来の情報流通基盤となるための課題を議論します。