2022年
電子情報通信学会
ソサイエティ大会

オンライン開催
2022年9月6日(火)〜9日(金)

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
9月6日 午後 AI-2 AIを含むサイバーフィジカルシステムの背景技術 〜信頼性向上を⽬指して〜
高信頼制御通信研専
【概要】
JST CREST 研究課題「AI 集約的サイバーフィジカルシステムの形式的解析設計⼿法」が開始されて2 年が経過しました。本研究課題では、AI が関わるサイバーフィジカルシステムの信頼性を⾼めることを⽬的として、フランス国⽴研究機構(ANR)からの⽀援を受けているフランスの研究チームと連携して設計検証や監視制御の⼿法の構築を進めています。 ⾃動運転⾞に代表されるサイバーフィジカルシステムは安全性、信頼性の確保が重要であるにも関わらず、そのための技術は未だ発展途上です。本セッションでは、研究課題の概観を紹介するとともに、過去2年で得られた知⾒のうち、複雑なシステムの制御に関連するものを中⼼に紹介します。また、この分野の現状と将来についてディスカッションの機会を設けることで、参加者の皆様と今ある最先端の技術と今求められている技術開発について議論できればと思います。
9月6日 午後 BI-8 光ファイバ技術のバイオ・医療応用の新展開
光ファイバ応用技術研専
【概要】
光ファイバは通信のみにとどまらず、計測やデバイス、給電、装飾など、幅広い領域への応用が推進されている。中でも、人体にとって安全で、効率的に生体情報を取得できる光ファイバ応用技術の近年の発展には目を見張るものがある。そこで本シンポジウムでは、日進月歩する光ファイバ技術の医療・生命科学への応用に焦点を絞り、当分野で活躍されている研究者らに最新の成果を紹介いただき、今後の展望を議論したい。
9月6日 午後 BI-12 近年の無線通信システムを支えるソフトウェア無線技術の最新動向
スマート無線研専
【概要】
5Gサービスの開始に始まりBeyond 5Gの検討開始,IoT 時代の到来など,昨今の無線通信システムの普及,発展はすさまじい.本企画では,これらを支えるソフトウェア無線技術に焦点を当て,関連する各領域・分野の専門家に最新の技術動向をご講演いただく.
9月6日 午後 CI-2 将来の光デバイスに向けた成長及びプロセス要素技術の最新動向
レーザ・量子エレクトロニクス研専、光エレクトロニクス研専、光集積及びシリコンフォトニクス特別研専 共催
【概要】
今後更なる高度化が進む社会インフラを支えるために、光デバイスの重要性はより増すと予想される。光通信のより高速化・広帯域化に加えて可視光域の光源化、マイクロLEDによるスマートグラスや車載HUD、自動運転の要の一つであるLiDAR、高効率と低コストを両立させる太陽電池、医療衛生面での応用や水銀灯の代替が期待される紫外域発光デバイスなど多岐にわたる。これらの実現~普及には化合物半導体を中心に成長、エッチング、接合、集積、実装といったプロセス技術の成熟や発展、また新たな手法や材料の開発が期待される。これらについて、最新の技術動向や展望について議論する。
9月7日 午後 BCI-2 音響・電磁波・光エレクトロニクス技術の水に関わる無線技術への展開
水中無線技術特別研専、光エレクトロニクス研専 共催
【概要】
水域における活動は近年、産業の創成、インフラの構築、整備あるいはレジャーへの利用など、様々な分野において注目が集まっています。これらの活動を支える代表的なツールの一つに、水中ロボットが挙げられます。水中ロボットを十分に活用するには、位置推定、センシング、通信、給電技術の適用が重要です。しかし、これらを無線技術により提供するには、多くの課題を解決する必要があります。そこで本シンポジウムでは、水上や、気中と水中の接続を含む水に関わる無線技術の課題解決を目指し、音響、電磁波、光エレクトロニクスにおける最新の研究成果の講演により、知見の共有を促進します。
9月7日 午後 BI-3 定時刻・低遅延通信技術と各種産業への応用
ネットワークシステム研専
【概要】
既存のネットワーク技術では成しえなかった,定時刻・低遅延通信により,各種産業のアプリケーションが実現されようとしている。その背景としてTime-Sensitive Network (TSN)に代表される定時刻・低遅延通信技術の標準化が進んでいる。本セッションでは技術の概要と標準化動向を紹介するとともに,各種産業への応用研究事例とともにその進化の行方について議論する。
9月7日 午後 BI-5 コミュニケーションにおける認知・社会科学
コミュニケーションシステム研専
【概要】
「コミュニケーション」は、「伝達」・「通信」・「意思疎通」などを意味し、その領域や分野は幅広く多岐に渡る。 本企画セッションは、通信に留まらず認知心理学、脳神経科学、社会学等の異分野横断的な観点から、「コミュニケーション」の本質を幅広く学び、新しい研究領域の開拓や、実用的な通信の応用へ役立てることを目的とする。
9月7日 午後 BI-7 光ネットワークに関する標準化・オープン化動向
フォトニックネットワーク研専
【概要】
現代社会において最重要ライフラインの一つとなっている通信ネットワークサービスには、通信速度の高速性や安定性といった性能面に加えて、経済性も求められている。それを実現するために、光ネットワークの高速・大容量化を支える技術や、巨大化・複雑化する光ネットワークを効率的に制御管理するための技術等に関する標準化・オープン化活動が推進されている。本セッションでは、光ファイバからトランシーバ(B400G等)や制御(オープン化)、設備の保守運用等にいたるまで、光ネットワークに関連する標準化・オープン化動向を、最前線でご活躍されている有識者をお招きして、技術動向・背景も交えて、広く最新の動向をご講演いただく。
9月7日 午後 BI-11 システムの設計・運用管理の自動化技術
インターネットアーキテクチャ研専
【概要】
従来のオンプレ環境のみならず、クラウド環境やIoT環境、さらにはそれらのハイブリッド環境など、システムが構築・運用される環境は大規模かつ複雑化している。また、ユーザの要件についてもコストや性能要件だけでなく、セキュリティ要件や環境への配慮要件など多種多様化してきている。このようなシステムの設計・構築・運用管理を人手で行うことは、人的リソースやコスト、人的ミスの増加などの観点から非常に困難であるため、これらの作業を自動化し、人間による作業を最小化することが求められている。本セッションでは、システムの設計・構築・運用管理の自動化に関する最新の技術や取り組みについて紹介する。
9月8日 午後 BI-2 高機能・多様化するシステムのEMC課題と対策技術
環境電磁工学研専
【概要】
5G規格による通信端末などの高機能ウェアラブル機器の普及や,IoTによる多様な電気・電子機器のネットワーク化により,システムの高性能化が図られ,ユーザビリティの向上を実現している.一方で,このような新しいシステムにおけるEMI(電磁干渉)問題や,電磁波による情報漏洩などのセキュリティ問題,さらには多様な複合システムに対するEMC規格の適用性問題など,解決を要する新たな技術課題も浮き彫りになってきている.本セッションでは,これからの高機能・多様化するシステムのEMC課題とその対策技術に関わる最新の研究成果および新しいシステムに対するEMC規格の動向などについて紹介を行う.同名の和文B特集号(2022年8月号)より依頼した講演者にご登壇いただく.
9月9日 午後 BCI-1 カーボンニュートラルの実現に向けたグリーン光通信システム
光通信システム研専、レーザ・量子エレクトロニクス研専、光エレクトロニクス研専 共催
【概要】
「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、我が国ではDX化によるエネルギー需要の効率化、ならびに情報通信の低省消費電力化・グリーン化を重要課題として位置付けている。本シンポジウムでは、カーボンニュートラル社会を実現する低消費電力光通信システム、及びそれを支える光デバイスに関する最新の研究を紹介する依頼講演を行う。
9月9日 午後 CI-4 クリーンエネルギー社会に向けた塗布型デバイスの新展開
有機エレクトロニクス研専
【概要】
結晶シリコン太陽電池の普及によるクリーンエネルギーは急速に進展してきたが、社会全体を非化石燃料化するには多くの課題が残っている。そこで、新しいタイプの塗布型太陽電池が期待されており、ペロブスカイト/有機薄膜/半導体量子ドットなどの材料を用いた研究開発がすすめられている。本シンポジウムでは、これらの分野の第一線の専門家を集めて当該分野の今後の展開を議論し、将来のクリーンな社会実現に向けた一歩につなげていく
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