ご挨拶

大会委員長の挨拶

 2020年電子情報通信学会ソサイエティ大会にご参加いただき誠にありがとうございます.本大会は,当初,徳島大学での開催を計画し,関係各位に多大なるご尽力をいただいてまいりましたが,新型コロナウイルス感染拡大を受け,すべてのセッションをオンラインで開催することとなりました.
 ソサイエティ大会は,学会を構成する複数のソサイエティの中で,基礎・境界,NOLTA,通信,エレクトロニクス各ソサイエティが合同で行っているものです.今回,公募講演(一般講演とシンポジウム講演)として1000件の論文投稿をいただきました.これは昨年のソサイエティ大会の8割に相当し,コロナ禍においても会員の皆様からの積極的なご投稿をいただきましたことを大変心強く思います.また,26件の企画セッション(講演総数,113件)を開催するに至りました.企画セッションの中には,ご好評いただいている省庁連携セッション「次期科学技術・イノベーション基本計画を見据えてSociety 5.0の社会実装へ」や,今年スタートしたばかりの5Gの次なる世代であるBeyond 5Gや6Gに関するセッションをはじめ,デバイス、システム応用の最前線から将来展望まで,様々な切り口でICTに関するトピカルな話題が提供されます.
 26件中16件の企画セッションが一般公開となっており,非会員の方でも無料で聴講ができます.有料セッションも今回割引価格を設定し,特に,学生の皆さんに対しては,論文のダウンロード権なしの場合,会員非会員を問わず無料といたしました.今年度新たに発足したジュニア会員(小中学生,高校生,高等専門学校生,大学学部3年生までを対象)の参加も無料です.
 本年6月の会長声明ならびに新会長の就任挨拶にありますように,ICTは,「ウィズコロナ」 の今はもちろん,「アフターコロナ」,「ポストコロナ」の社会を安心して生活できるものにし,多様な働き方や生活の提案,新しい価値観の形成にも貢献するものです.幸いにも本大会がこれまでとほとんど変わらない規模でオンライン開催となったことで,より多くの皆様がバーチャルな形で一堂に会することができるのではないかと思います.参加者の皆様におかれましては,本大会が新たな出発の原点として役立ちますことを願っております.

大会委員会 委員長
大阪大学
永妻 忠夫


基礎・境界ソサイエティ / NOLTAソサイエティ会長の挨拶

 基礎・境界ソサイエティ(ESS)では,電子情報通信に関する基礎的な分野や境界領域の研究を担うサブソサイエティと研究専門委員会が活発な活動をしています.また,基礎・境界ソサイエティから2014年10月に独立したNOLTAソサイエティ(NLS)は,非線形理論とその応用の研究を担っております.現在,ESSとNLSは比肩して共同運営がなされ,相互協力のもと,これら研究分野の推進に取り組んでおります.  本大会におきましても,ESSとNLSは共同で多くのプログラムを構成しております.両ソサイエティにより,合計で22分野の一般講演が企画され,139件の発表が予定されております.また,ソサイエティ特別企画セッション/チュートリアルセッション/依頼シンポジウムの開催も予定されています.
 ソサイエティ特別企画セッション「(AK-1)基礎・境界ソサイエティ,NOLTA ソサイエティ共同贈呈式」では,FR誌ベストオーサー受賞者 藤堂洋介 様(NTT)に「共通鍵暗号の発展--MISTY1を巡る創造と破壊」と題して特別講演をお願いしております.さらに,この特別企画では,本年度に両ソサイエティ活動に貢献された会員に対する特別功労賞/功労賞/貢献賞の表彰も行います.
また,ソサエイエティ特別企画セッションとして「(AI-1)農林畜産における回路とシステムの応用」,チュートリアルセッションとして「(AT-1)少数データ処理と機械学習の最前線」,依頼シンポジウムセッションとして「(AI-2)物流・交通ソリューションの最前線」,「(AI-3)地域におけるITS利活用と期待すること」,「(AK-2)多くの人に伝わりやすい研究文書の書き方」が開催されます.
 これらのセッションや企画を通じて活発な情報の交換・討論を行い,多くの知見を得られる有意義な機会としていただければ幸いです.また,今回はオンラインによる開催となりましたが,各企画を通じ,可能な限り親交を深める場として本ソサイエティ大会がお役に立てることを期待しています.
 最後になりましたが,本ソサイエティ大会の準備を進めて頂きました大会委員会,実行委員会,プログラム編成委員会の皆様に深くお礼申し上げると共に,基礎・境界ソサイエティ / NOLTAソサイエティの企画を準備して頂いたサブソサイエティ/研究専門委員会およびご講演頂く会員の皆様のご協力に感謝致します.

基礎・境界ソサイエティ会長
大橋 正良

NOLTAソサイエティ会長
浅井 秀樹


通信ソサイエティ会長の挨拶

 通信ソサイエティでは,社会インフラとして人々の生活に密着した情報通信技術に関して,基礎から応用まで幅広く研究開発が行われています.その成果が発表される本ソサイエティ大会は,全セッションがオンラインで開催される初めての大会となります.その中で,多くの講演申込を頂き,大変有り難いと思っております.セッション構成は,一般セッションに加え,スマート社会の実現を推進する無線センシング技術,5Gの更なる発展に向けた無線アクセス技術と実証実験,光・電波・音響による海中・水中無線技術,ネットワーク技術に関するポスターセッションや英語のみでの発表セッションなどの8つのシンポジウムセッションがあり,計654件もの最新の研究成果が発表されます.どのセッションもオンラインのメリットを活かし,参加される方々が幅広い知識を吸収でき,効率よく情報共有できる場となるよう工夫を凝らしています.是非,ご自身の研究にご活用頂ければと思います.
 また,特別企画セッションとしては,「6Gへの展望と進化の方向性(みんなでつくる6G)」,「情報通信技術に関する異分野融合研究のためのコア技術」,「IoTにおける通信システムとEMC」など複数の最先端・最前線セッションが予定されており,参加される皆様と一緒に未来の技術や夢の技術を語り合う場が設けられております.十分お楽しみ頂けるものと思います.上記以外にも,長年にわたって開催してきた,学生や若手の研究者・技術者向けの「論文の書き方講座」を今回も開催致します(9月16日午前開催).人気の企画セッションです.初めての方は勿論ですが,心得の習得のため,二度,三度と繰り返し聞くことも大切かと思います.オンライン開催となりますので,お気軽にご参加下さい.
 今年は,誠に残念ではありますが,通信ソサイエティ総会は取りやめ,これまでソサイエティ活動にご尽力された方々への表彰式も行いません.直接感謝を申し上げる場を持てませんので,この場をお借りして心より感謝申し上げたいと思います.どうもありがとうございます.引き続き,御協力下さいますようお願い申し上げます.
 最後に,本ソサイエティ大会は,非常に多くの方々のご貢献・ご尽力によりオンライン開催が可能になりました.電子情報通信学会の各委員や関係者の方々,並びに徳島大学の先生方によって構成された大会実行委員会の皆様に感謝の意を表して私の挨拶とさせて頂きます.

通信ソサイエティ会長
菊間 信良


エレクトロニクスソサイエティ会長の挨拶

 令和2年度のソサイエティ大会を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。まずオンライン開催となる本大会の企画運営に携われた関係者の皆様に、本大会においてご講演、ご討論頂く多くの参加者の皆様に御礼申し上げます。本大会では、Face-to-faceでの議論はできませんが、一つの発表に対して、通常よりも多数の聴講が期待されます。また、部屋の移動なく、興味のある様々な講演を聴講することもできると思います。オンラインの特長を活かして、実りあるソサイエティ大会としたいと思います。
 一般講演の申し込みがどうなるか気を揉みましたが、杞憂に終わり、例年よりやや少ないものの、電磁界理論、マイクロ波、光エレクトロニクス、レーザ・量子エレクトロニクス、機構デバイス、電子部品・材料、磁気記録・情報ストレージ、超伝導エレクトロニクス、電子ディスプレイ、電子デバイス、集積回路、有機エレクトロニクス、マイクロ波・ミリ波フォトニクス、エレクトロニクスシミュレーションの各分野で、計207件の一般講演が予定されています。この中には公募シンポジウム「CS-1 周波数分散性媒質中の電磁界とその解析手法の新展開」における発表が含まれます。
 本大会では、例年どおり、プレナリーセッションを一般公開の形式で開催します。プレナリーセッションでは、 エレクトロニクスソサイエティ賞、レター論文賞、ELEX Best Paper Award、招待論文賞の贈呈を行い、その後、「Beyond5G・6Gに向けたデバイス・回路技術」をテーマに、日本電信電話(株)の岡田顕氏、広島大学の藤島実氏、情報通信機構の山本直克氏、NTTエレクトロニクス(株)の佐藤良明氏のご講演が予定されています。  また、企画セッションでは、「CI-1 ナノフォトニクスの最前線」、「CI-2 新たな光デバイスを生みだす革新的基盤技術」、「CI-3 イメージングテクノロジの開発とその応用におけるデバイス・集積回路技術」、「CI-4 有機エレクトロニクスの実用化へ向けての往古来今」という題目で、エレクトロニクスの最新技術について、著名な研究者の講演が予定されています。
 以上のように、本大会では、エレクトロニクス分野の多彩な研究発表が予定されています。今回は、遠くまで足を運ばなくても、気軽に多数の講演を聴講できると思いますので、皆様の積極的な参加を期待しています。

エレクトロニクスソサイエティ会長
津田 裕之

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