ご挨拶

大会委員長・大会実行委員長の挨拶


 2017年ソサイエティ大会にご参加くださいまして誠にありがとうございます.
開催にあたり東京都市大学の関係の皆様をはじめご協力いただいた多くの皆様に厚く御礼申し上げます.
 ソサイエティ大会は,約3,000名の研究者,技術者,学生が集い,約1,300件の講演を聴講する非常にユニークな場です.「研究の最前線を知りたい」「ICT分野の動向を幅広く知りたい」「一線で活躍している研究者や技術者と知り合いになりたい/顔や名前を憶えてもらいたい」「研究内容に関して有意義なコメントをもらいたい」などといったさまざまなご期待に応えることのできる場となれば幸いです.
 イノベーションを生み出しやすくするためには「集まる場」の上手なデザインが必要とも言われています.ご参加いただいた皆さんそれぞれが何かしらの価値を得られるような場にすべく,継続的に大会をリ・デザインしていかなければいけないと考えております.皆様の積極的なご参加と活発なご議論をお願いいたします.

大会委員会 委員長
東京大学
森川 博之

 2017年ソサイエティ大会の開催校実行委員会を代表しましして、本大会に参加される皆様を心より歓迎いたします。
 東京都市大学は1955年6月に東急グループの礎を築いた五島慶太を初代理事長として、設立された学校法人である五島育英会に属しています。五島育英会には当初、武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が属しておりましたが、2001年4月に2つの大学を統合することで、6学部18学科を擁する総合大学である東京都市大学が誕生しました。しかしながら、武蔵工業大学の前身である武蔵高等工科学校は1929年9月に創立されています。
 武蔵高等工科学校は“工業教育の理想”を求める学生たちが創立者の一人である及川恒忠に「自分たちが安心して勉学できる学び舎を新たに造りたい」と訴え、その訴えに触発された及川が西村有作と手塚猛昌の協力を得て本学を設立しました。数多くある私立大学においても、学生たちが中心となって設立した大学を他には知りません。そのような大学で今年のソサイエティ大会が開催されます。
 ソサイエティ大会の会場となる世田谷キャンパスの3号館・エントランスに「歴史展示コーナー」がございます。本学の歴史がわかる資料が展示されています。大会の講演、聴講の合間に、ご覧いただければ幸いです。

2017年ソサイエティ大会実行委員長
東京都市大学
田口 亮