電子情報通信と科学の共創する未来

ご挨拶

大会委員長・プログラム委員長・大会実行委員長の挨拶

 2020年総合大会にご参加下さり誠にありがとうございます。「電子情報通信と科学の共創する未来」をテーマに、是非活発な研究討議そして交流の場として活用下さい。

 大会の企画講演セッションとして、全ソサイエティ協力による企画の「情報通信技術と人間相互理解の未来」、規格戦略室が電気学会との連携活動の中で企画した「社会インフラの自然災害へのレジリエンスにむけた電気・通信技術」、規格調査会を軸とした企画の「AI技術の活用によるICTの新たな価値創出」などをはじめとして、テーマ別企画ではじまる5G・無線の新応用・特別企画そしてチュートリアルなどの多数のセッションが開催されています。各ソサイエティからも、全体で80にも迫る数の研究専門委員会による提案を軸に、量子計算・データ科学などのトピカルなセッションとともに、各研究専門委員会が推進する研究テーマのセッションも開催されます。日頃は聞けないテーマのセッションに参加して新たな知見を得て頂くこともできます。

 本会の推進する電子情報通信分野全体における研究開発活動の成果が、ここ広島大学東広島キャンパスにおいて一堂に会します。重ね重ねとなりますが皆様の積極的な参加を通して、大会テーマにある未来を協創させて頂くことを願っております。末文となりますが、開催にあたりご尽力頂いた広島大学の先生方を初め多くの皆様に厚く御礼申し上げます。

大会委員会 委員長
東京大学
今井 浩


 2020年は5Gが始まり東京オリンピックが開催されます。
 そのような記念すべき年の総合大会では、5Gに関連するいくつかのセッションが企画されています。
 しかしながら、さらにその先の工学の礎を生み出す原動力は科学への好奇心と考え総合大会のスローガンを「電子情報通信と科学の共創する未来」としました。
 基調講演では、統計やシミュレーションで重要となる疑似乱数と、これらかますます応用が広がるであろう宇宙に関連した天文学について、本学理学部の松本教授と川端教授が講演します。
 また、広島大学の最寄り駅の西条は酒都と称し、日本酒造りが盛んなところです。遠くからお越しいただく方の思い出作りのために、懇親会では手ごろな参加費で地元の日本酒をお楽しみいただける企画をいたしました。

 広島大学の総合大会に来てよかったと喜ばれるような大会にいたしますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

2020年総合大会プログラム委員長
広島大学
藤島 実


 2020年電子情報通信学会総合大会を広島大学西条キャンバスで開催できますことは、関係の皆様の御尽力の賜物と厚くお礼を申し上げます。

 大会の広島大学での開催は2000年以来となります。本学では、2018年4月に遅蒔きながら情報科学部が新設され、データに基づく問題解決能力と大規模なデータの効率的な処理技術を体系的に学ぶ場を提供しています。また、2019年4月の統合生命科学研究科、医系科学研究科の新設に続き、2020年4月からは先進理工系科学研究科、人間社会科学研究科が新設されます。年号が令和に改められ、様々な変化の中で、これまで脈々と受け継がれてきた大会が本学で開催されることは大きな喜びです。

 西条キャンパスは緑豊かで静かな環境ですので、研究の議論をするには良い場所だと思います。研究の議論に疲れたら、酒どころ西条の日本酒を味わっていただくのも一興かと思います。
 是非多くの皆様に御参加頂き、広島大学での総合大会を御活用いただければ幸いです。

大会実行委員会 委員長
広島大学
栗田 多喜夫

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