2022年
電子情報通信学会
総合大会

オンライン開催
2022年3月15日(火)〜18日(金)

持続可能な未来を拓く電子情報通信

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
3月15日・16日 全日 DK-1 ジュニア&学生ポスターセッション
ISS技術会議
【概要】
情報・システムソサイエティでは,学生の斬新な研究やチャレンジ精神あふれる研究を発表してもらう特別企画を2005年から開催してきました.今年度は,昨年度の新しい取り組みとして好評を博した,ジュニア・学生を発表対象とするポスターセッションを再び開催したいと思います.本企画では,着手段階・途中段階の研究を対象とし,発表者と聴講者による活発な議論を通じた「ジュニア・学生・社会人が交流する場」の提供を目的としております.なお発表は,情報・システムに限らず全ソサエティの分野を受け付けます.また,本企画では,優れた発表数件に対して優秀ポスター賞を贈呈します.
3月15日 午前 CK-1 エレクトロニクスソサイエティ プレナリーセッション 【一般公開】
エレクトロニクスソサイエティ
【概要】
エレクトロニクスソサイエティは、現在および未来の社会を支えるエネルギー技 術について特別講演セッションを企画する。SDGsを背景に電気自動車など様々な 機器への適用を目指し、電池を全て固体で構成する全固体電池が、次世代蓄電デ バイスとして脚光を浴びている。電池を固体にするという試みは古くからなされ てきたが、蓄エネルギーデバイスとしては問題外であった。そのデバイスがどの ような研究・技術開発の道程を辿ってきたか、電池が固体になった場合にどのよ うな新たなサイエンスが生み出されるのか、期待を込めてその概要を示す。
3月15日 午後 AI-3 データ利活用のシステム数理 【一般公開】
システム数理と応用研専
【概要】
コロナ禍の現在において,データの利活用はますます重要になっている.本企画セッションでは,データを利活用したシステム構築に関する最新成果をご紹介いただき,今後のさらなる発展を議論する.
3月15日 午後 BI-6 スポーツの多様化を支える情報通信技術とQoE ~ ICT時代の新たな可能性に向けて 【一般公開】
コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
身体的特徴を問わず参加可能な競技であるeスポーツを含む、多様なスポーツを支援するための情報通信技術(ICT)が注目されている。本セッションでは、このようなスポーツの多様化を支えるICTを題材にして、研究開発の対象となるコミュニケーションクオリティについて考える。多様化されるスポーツの盛り上がりに加えて、スポーツの様々な側面にを対象としたICTの研究開発の方向性や、求められる品質について招待講演を通じて俯瞰することで、研究としての取り組み方や新たな品質の考え方について探求する。
3月16日 午前 TK-2 若手研究者弾丸プレゼン 【一般公開】
企画戦略室
【概要】
本会では、電子情報通信分野の未来を担う若手研究者らが活躍している。本企画セッションでは、若手研究者ら数十名が弾丸プレゼン (Lightning talk) を行う。斬新かつ独創的な着想や、研究に対する情熱、分野横断での最新トピックが大いに盛り込まれたプレゼンを多数期待できる企画セッションである。
3月16日 午前 AI-4 地方のモビリティを考えるモビリティサービスの取り組み -地域の取り組みと今後の課題- 【一般公開】
ITS研専
【概要】
日本だけでなく、世界においても都市部への一極集中が進んでいることに加えて、高齢化も進んでいる。地方での人々の生活のための移動をどのように維持していくかが、今後の課題である。そこで、本提案では、国や地方の取り組み事例を中心として、各自治体等の関係者にも登壇いただき、持続的なモビリティの在り方について議論を行う。
3月16日 午前 BK-1 論文の書き方講座 【一般公開】
通ソ編集会議委員会
【概要】
論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009 年 3 月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.参加者から継続的に開催することを希望する声を多く頂いたため,本大会でも「論文の書き方講座」を提案する.
3月16日 午前 BT-1 5G高度化に向けた3GPP標準化最前線 【一般公開】
無線通信システム研専
【概要】
5Gによるサービスが世界各国で開始されている.一方,研究開発においては,更なる高速・大容量化や低遅延化,ユースケース拡大に向けた5G高度化を実現する技術の検討,標準化が進められている.3GPPでは,5Gに向けた新無線インタフェースNR(New Radio)を仕様化し,5Gのフル標準仕様ともいわれるRelease 16を2020年3月に完成させた.Release 17では,NRの更なる高度化およびユースケース拡大に向けた仕様を2022年3月に完成予定である.さらに,5G-Advancedに位置づけられるRelease 18に関する議論も2021年6月のワークショップを皮切りに開始された.本チュートリアルセッションでは,3GPP標準化の最前線に立っておられる講師をお招きし,Release 17の最新動向やRelease 18に向けた展望を解説いただく.
3月16日 午後 NT-1 通信ネットワークの現代的な課題にチャレンジする基礎理論の新展開 【一般公開】
複雑コミュニケーションサイエンス研専
【概要】
近年,通信ネットワークは実社会の活動と深く結び付き,性能面から社会的影響まで様々な領域で新たな技術課題が生まれつつある.それらの課題は,一般に大規模複雑システムの挙動に関するものであり,シミュレーションによる分析のみでは本質的な理解に到達するのは難しい.本チュートリアルは,通信ネットワークを取り巻くこのような現代的な課題に対し,理論的なアプローチによる解決を目指す試みを紹介する.
3月16日 午後 AT-1 次世代ストレージに対する符号化法の最近の動向と今後の展開 【一般公開】
情報理論研専
【概要】
情報技術および通信分野に関する調査機関によると,今後3年間で生成されるデータ量は過去5年間で生成されたデータ量の3倍以上となることが予測されており,大容量の情報ストレージの開発が望まれています.また,World Economic ForumのTop 10 Emerging Technologies 2019にDNAストレージが挙げられているなど,新たな情報ストレージ技術への期待が高まっています.本セッションでは,次世代情報ストレージに対する符号化について,その最新技術や応用例,今後の展開などを紹介します.
3月16日 午後 AI-6 耐量子計算機暗号に関するハードウェアセキュリティの最新動向 【一般公開】
ハードウェアセキュリティ研専
【概要】
将来、量子コンピュータが開発されても解読が困難であると考えられている耐量子暗号に関して、最先端の研究に従事している研究者から、暗号実装、実装攻撃対策、応用/アプリケーション、標準化等の観点から最新動向に関するご講演をいただきます。
3月16日 午後 BT-2 量子アニーリングチュートリアル 【一般公開】
センサネットワークとモバイルインテリジェンス研専
【概要】
量子アニーリングは、量子効果を制御して、多変数1価関数(目的関数)の最小値を探す問題(組み合せ最適化問題)を解く手法であり、その原理に特化した量子コンピュータの出現により近年では様々な分野における応用利用が進んでいる。本企画では、これらの量子アニーリングの基礎となる理論やその実装、量子アニーリングを用いた応用について、その先端で活躍されている複数の研究者に講演いただく。
3月16日 午後 BT-3 情報指向ネットワーク技術の新たな応用と課題 【一般公開】
情報指向ネットワーク技術特別研専
【概要】
情報の名前に基づいて通信する「情報指向ネットワーク技術 (Information Centric Networking: ICN)」は、そのコンセプト提唱以降、国内外で活発に研究がなされ、当初懸念された課題に対して一定の解が提示されつつあります。その結果、ICNは、IPFS (InterPlanetary File System) やWeb 3.0などの新しいアプリケーションを支える基盤技術に用いられるのみならず、それらのアプリケーションの要素技術であるBlockchainのへの適用が期待されるなど、適用領域は拡大を続けています。本セッションではICNの研究成果、応用事例報告などを通し、ICNの理解の深化と、新しい課題・可能性の議論を目的とします。
3月16日 午後 BI-4 サイバー・フィジカルシステムを支える通信技術 【一般公開】
情報ネットワーク研専
【概要】
我が国では,経済発展と社会課題の解決を両立する新たな社会を「Society 5.0」として提唱し,その実現に向けて様々な取り組みが行われてきている.その中でも,サイバー空間 (仮想空間) とフィジカル空間 (現実空間) を高度に融合させたサイバー・フィジカルシステム (CPS:Cyber-Physical System) は Society 5.0 の実現のための中核に位置づけられている.本企画セッションでは,CPSおよびそれを活用した研究や事例を「通信技術」という切り口で有識者にご講演頂く.各講演では,CPSだけでなく製造,モビリティ,建設,物流など Society 5.0 において重要な産業分野でのCPS活用など興味深いトピックを予定している.
3月16日 午後 BI-8 ゼロトラストネットワークを支える運用管理技術 【一般公開】
情報通信マネジメント研専
【概要】
COVID-19の影響に伴うテレワークの急速な普及に伴い,境界防御モデルに立脚するVPN接続を利用していた企業では,社外からのイントラネット接続時にVPN機器への負荷集中を招き,レスポンス時間の大幅な低下など多大な業務影響が発生した.一方,VPN接続することなく,どこからでもセキュアな社内外システム接続を可能とするゼロトラストネットワークは,こうした境界防御モデルの弱点を回避できる利点を備えており,大きな脚光を浴びている.本企画ではゼロトラストネットワークの運用管理に焦点を当て,従来の境界防御モデルからゼロトラストネットワークに移行すると運用管理の形はどのように変化するのか,また課題は何かを探る.
3月16日 午後 CI-4 極限環境で動作する集積回路 【一般公開】
集積回路研専
【概要】
集積回路の応用範囲が拡がりを見せており、宇宙などの極めて放射線の高い環境や、量子現象の現れる極めて極低温の環境、パワーデバイスが活躍する極高温の環境においても、集積回路デバイスの活用が拡がっている。ボリュームゾーンの一般的な民生用の集積回路デバイスの設計とは異なり、放射線耐性・極低/高温での安定動作について加味した特別な設計手法が必須となる。本企画においては、上述のような極限環境で動作する集積回路について、各分野の一線にてご活躍されている研究開発者の方々にご講演いただく。
3月16日 午後 CI-6 光・電波融合技術の現状と最新動向 【一般公開】
マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専
【概要】
6G における「超高速・大容量通信」「多数同時接続」「超低遅延」を実現するためのキー技術として期待されているのが、光・電波融合技術である。MWP技術は、移動体通信にとどまらず、無線 LAN や車内LAN、列車への NW 接続、レーダ応用や非破壊計測、成分検査、など、幅広い分野での活用が検討されている。本企画セッションでは、ミリ波帯~テラヘルツ帯の光・電波融合技術の最新動向を紹介し、6Gやセキュリティ、量子コンピュータなどの応用の社会実装に向けた課題と今後の展望について議論する。
3月17日 午後 TK-1 産業界でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進の取り組み 【一般公開】
規格調査会、ICT分野における国際標準化と技術イノベーション特別研究専門 共催
【概要】
あらゆる産業において、各企業は、競争力維持・強化のために、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)を進めていくことが求められている。今回、様々なデジタル化技術を、どのように活用しているか、活用しようとしているかについて、各分野のエキスパートからご講演をいただき、議論をしたい。
3月17日 午後 AP-1 倫理綱領を改訂するべきか 【一般公開】
技術と社会・倫理研専
【概要】
 現在の倫理綱領は2011年に改正され、10年近く経過している。AI・データサイエンス教育やビッグデータの収集・利活用とプライバシー保護、テレワークやコンプライアンス、情報の管理等働き方の変化等、社会、電子情報通信技術を取り巻く環境は大きく変化している。また、心理学、生命科学、人文学・社会科学等、研究のアプローチも広範となっており、改めて研究倫理も検討する必要があり、今後、電子情報通信学会の倫理綱領・行動指針が果たすべき役割は極めて大きい。  このセッションでは、現在、ワーキンググループでの議論の経過を報告し、倫理綱領、行動指針の改正の方向性について検討メンバーによるパネル討論を行い、倫理綱領・行動指針への理解を深める。
3月17日 午後 AI-1 電子スピンの回路とシステムへの応用 【一般公開】
回路とシステム研専
【概要】
電子には”電荷”と共に荷電粒子が角運動量を持つことによる”スピン角運動量(スピン)”の性質がある。最近、シリコン上に外部磁場を用いずにスピン演算を行えるデバイスや量子コンピューティングへのスピン応用などの発表も相次いでいて、電子スピンの回路とシステムへの応用が注目されている。この背景を踏まえ、電子スピンの回路とシステムへの応用について、本企画セッションでは電子スピンとは何かに始まり、半導体スピンデバイスの最先端の開発状況、スピントロニクス応用としての電子顕微鏡による磁場計測、スピンを用いたデバイスとしてのSTT-MRAMなどについて論じ、さらなる電子スピンの応用について討議していきたい。
3月17日 午後 BP-1 6Gに向けた最新の研究開発プロジェクトとその技術展望 【一般公開】
無線通信システム研専
【概要】
次世代の移動通信システム6Gの実現に向けた動きが世界中で活発化しており,国内では産学官が連携して戦略的に取り組む場としてBeyond 5G推進コンソーシアムが設立された. 2025年を一つのマイルストーンとして,6Gの根幹となる技術の研究開発が加速する中,今年度から新たに6G実現に向けた研究開発プロジェクトとして,総務省の電波資源拡大のための研究開発,および,情報通信研究機構のBeyond 5G研究開発促進事業が開始された.本パネルセッションでは,両研究開発プロジェクトをリードする企業や大学から6G実現に向けた技術開発や最新の取り組みについてご紹介いただくとともに,日本が6Gをリードしていくための戦略について議論する.
3月17日 午後 BI-12 サービスプラットフォームを支えるデジタルツイン 【一般公開】
デジタルサービス・プラットフォーム技術特別研専
【概要】
近年、IoTによるデータ収集およびAIによるデータ分析・予測技術の発展に伴い、実世界で収集される様々なデータをサイバー空間で分析することで,実世界の人流や交通などを最適化するサイバーフィジカルシステムが注目を集めている.実世界の人に適切な行動変容を起こさせるためには,仮想世界に実世界を再現し,実世界の可視化および将来の予測を可能にするデジタルツイン技術に基づくフィードバックが欠かせない.本企画では,デジタルツインに関する最先端の技術動向を共有するとともに,将来のサイバーフィジカルシステムへの展望・研究の方向性について議論する.
3月18日 午後 AI-2 秘密計算の実用化に向けて 【一般公開】
情報セキュリティ研専
【概要】
秘密分散・マルチパーティプロトコル・準同型暗号などを含む秘密計算は近年理論的な進展が著しい。 そして、機械学習・データベース・金融・生命情報科学などプライバシーが重視される分野への応用に関する議論や実装も進められている。 本セッションでは秘密計算の最近の進展・研究動向と社会実装に向けた課題などについて専門家に解説いただく。
3月18日 午後 BI-3 Beyond5Gを構成する主要な技術の現状と課題 【一般公開】
ネットワークシステム研専
【概要】
2030年頃の導入が期待されるBeyond 5Gは、サイバー空間を現実空間と一体化させ、Society5.0の中核的な機能を担うことが期待されている。これには従来以上の高速大容量、低遅延、同時多接続の能力が必要となるが、その一部は5Gの段階で既に物理限界に迫ったとも言われ、大きなハードルが幾つも存在するだけでなく、低消費電力等、新たな指標での能力の向上も期待されている。そこで、本企画セッションでは、Beyond5Gの実現に向けた主要な技術の現状と課題について、有識者が報告するとともに、質疑応答を通して理解を深め、今後の方向性を探っていく。
3月18日 午後 CI-1 マイクロ波研究会学生研究発表賞表彰式および受賞者による特別講演 【一般公開】
マイクロ波研専
【概要】
マイクロ波研究専門委員会(MW研究会)では2003年度から継続して、将来の情報通信分野を担う学生の奨励を目的に、MW研究会で優秀な発表を行った学生に対して学生研究優秀発表賞の表彰を行っています。学生研究発表賞表彰式では、2021年度のMW研究会における学生発表の中から特に優れた研究発表を行った学生に対し、学生研究優秀発表賞または学生研究発表奨励賞を授与するとともに、マイクロ波の未来を切り拓くことが期待される受賞学生による特別講演を行います。
3月18日 午後 CI-7 Beyond 5G/6Gにおける通信技術の最新動向 【一般公開】
テラヘルツ応用システム特別研専
【概要】
5Gに続く次世代の移動通信システムBeyond 5G/6Gにおいては、ミリ波・テラヘルツ波のフロントエンドからバックホールの光ネットワークに至るまで幅広いデバイス・システム・ネットワーク技術が統合されたものとなり、5Gよりも更に幅広い用途・シーンでの利用が期待され、現在、様々な研究が国内外で並行して進められている。本企画セッションでは、それら通信技術における最新の研究動向を紹介し、様々な分野の研究者によって多角的に議論を行い、Beyond 5G/6Gの実現に向けた課題と今後の展望を明らかにする。
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