2022年
電子情報通信学会
総合大会

オンライン開催
2022年3月15日(火)〜18日(金)

持続可能な未来を拓く電子情報通信

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
3月15日 午後 BI-9 Open RANの最新動向
スマート無線研専
【概要】
5G時代の通信サービスに必要なインテリジェントなモバイルネットワークをオープンに構築可能な仕様として、Open RANが注目されている。6GやBeyond 5Gの時代に向けて研究開発された新たな無線通信技術をモバイルネットワークに導入するためには、Open RANの基本的な考え方や仕組みを理解することが重要になる。そこで本セッションでは、Open RANに携わっている技術者や研究者から広い視点で最新動向に関するご講演を頂き、関連分野における聴講者の理解を深めるとともに、その更なる可能性について議論する。
3月15日 午後 BI-11 自律性の獲得に向けたネットワーク制御技術研究の最前線
ネットワーク仮想化特別研専
【概要】
自律性はBeyond5Gに向けて新たに求められる機能の一つであり、ネットワークの利用・提供の利便性に加え性能・品質にも関わる重要な要素である。本企画セッションでは、AI等を活用した高度なネットワーク制御技術の検討に携わる方々やその潜在的なユーザの方々、研究開発を支えるテストベッドの検討構築に関わる方々にご講演頂き、最新のネットワーク制御の技術や今後のあるべき姿、効率的な研究開発に必要とされるテストベッドの在り方等について議論する。
3月15日 午後 CK-2 Beyond 5Gに向けた情報通信・処理技術
レーザ・量子エレクトロニクス研専、光エレクトロニクス研専 共催
【概要】
総務省のロードマップによれば、2030年代に目指すべき包摂性、持続可能性、高信頼性を満たす社会の実現のため、Beyond 5Gに向けた多岐に渡る技術開発が求められている。具体的には、超高速・大容量、超低消費電力、超低遅延、超多数同時接続、超安全・信頼性、自律性、拡張性などにそれぞれ課題があり、そのために、テラヘルツ波、全光ネットワーク、低消費電力半導体、量子暗号などの技術の進展が期待されている。このシンポジウムでは、本分野に関連する現在の取り組みや最先端の成果などについて議論する。
3月15日 午後 CI-8 高密度・低消費電力短距離光インターコネクションに向けた光集積技術
光集積及びシリコンフォトニクス特別研専
【概要】
データセンタインターコネクション、ハイパフォーマンスコンピューティング、高速大容量無線ネットワーク等のサービスにおいて爆発的に増大するデータトラフィックに対応するため、短距離光インターコネクション技術の重要性が飛躍的に高まっている。これらのサービスの持続的な発展を支えるためには、光通信デバイスの一層の小型高密度化・低消費電力化が重要であり、本シンポジウムでは光集積技術の観点より、最新技術動向から将来展望について議論する。
3月16日 午前 BI-7 空間分割多重技術の最新研究開発動向:(第一部)将来の空間多重/超並列光ノード・光ネットワーク技術
フォトニックネットワーク研専、光通信システム(OCS)、光通信インフラの飛躍的な高度化(EXAT)、光ファイバ応用技術(OFT) 共催
【概要】
従来のシングルモード光ファイバ通信システムの伝送容量限界を打ち破る技術として研究開発が進められてきたマルチコア光ファイバ(MCF)がいよいよ実用化に近づきつつある。実用化に向けて、MCFとその周辺デバイスの量産技術やエコシステムの確立やデファクト/デジュール標準化が急がれる。一方、MCF等の空間分割多重(SDM)ファイバが広く実用に供されるためには、ポイント・ツー・ポイントSDM伝送技術のみならず、様々なトポロジーのSDM光ネットワークを構築するために必要な空間光スイッチや空間光ノード、超並列光送受信器などの実現技術の確立が不可欠である。本シンポジウムではこれらのSDM関連技術について、実用化間近の技術から将来技術まで幅広い視点から午前と午後の2部構成で議論する。午前の将来視点のシンポジウムでは、将来のSDM光ネットワークの実現に向けた関連技術の現状と方向性、課題について第一線で活躍する研究者に講演いただく。
3月16日 午前 CI-2 美術・芸術への光の利用
光エレクトロニクス研専、レーザ・量子エレクトロニクス研専 共催
【概要】
光は古来より、美術・芸術を表現し、人間の視覚認識に結びつけるために利用されてきた。光技術の進展は、情報通信分野のみならず、美術・芸術の分野にも新たな手段をもたらすものである。また、昨今のコロナ禍においては、リモートでのアートの鑑賞や、ビデオ映像を快適に見せることの重要性も高まっている。本シンポジウムでは、テラヘルツ波と光による絵画の診断、照明光による色の鮮やかさの制御、快適で効率的な視環境を作るための視覚情報処理、プロジェクションマッピング、光パターン形成LED照明などについて紹介し、新たな光技術の展開を切り拓くことを目指す。
3月16日 午後 AI-5 高信頼制御通信への期待
高信頼制御通信研専
【概要】
高信頼制御通信研究会が発足して10年を迎えたが,つぎの10年に進むにあたり,産業界からのニーズを改めて整理する時期にあると思われる.そこで,本セッションでは,本研究会にご参加の産業界メンバー,もしくはメンバーから推薦された方に,「その業界特有の課題」と「高信頼制御通信に求める技術」をご講演頂き,産業界からのニーズという視点から「高信頼制御通信」の未来を議論する.
3月16日 午後 BI-1 宇宙における情報通信技術の最新動向
衛星通信研専
【概要】
宇宙産業の発展に伴い、宇宙における情報通信技術も多様化が進んでいる。HTS(高スループット衛星)や小型衛星によるコンステレーション、HAPS(高高度プラットフォームシステム)による船舶や航空機等を含め地球上のあらゆる場所での高速・大容量通信環境の実現をはじめ、衛星を活用することにより、地上系ネットワークでカバーできない場所からのデータ収集を可能にするほか、災害時などにも通信が継続できるなど、IoT のインフラとして衛星が大きな役割を果たすことが期待されている。このような状況のもと、スペースICT推進フォーラムは衛星通信に関連する企業・機関やユーザー等が広く参加するコミュニティを形成し、参加機関・企業相互の連携の促進のための活動しており、その動向が注目されている。そこで、フォーラムの活動を紹介すると共に、B5G/6Gに向けた取り組みを含め、多様化する宇宙における情報通信技術の最新動向について議論する依頼シンポジウムを提案する。
3月16日 午後 BI-5 6Gが加速する次世代測位・環境センシング
コミュニケーションシステム研専
【概要】
6Gが実現する超多数接続・超低遅延な無線ネットワークは, 無数のIoTデバイスからの環境センシングデータや位置情報を統合した次世代のセンシングサービスを可能とする. さらに, センシングデバイスのみならず, ミリ波6G信号を用いた高精度測位など, 無線ネットワーク自体が環境センシングの機能を具備していくと考えられる. 本シンポジウムでは, 6G時代における測位・環境センシングサービスの革新について, 産業界・学術界のトップランナーにご講演いただく.
3月16日 午後 BI-10 空間分割多重技術の最新研究開発動向:(第二部)実用化に近づくマルチコア光ファイバ関連技術
光通信インフラの飛躍的な高度化に関する特別研専、光ファイバ応用技術(OFT)、光通信システム(OCS)、フォトニックネットワーク(PN) 共催
【概要】
従来のシングルモード光ファイバ通信システムの伝送容量限界を打ち破る技術として研究開発が進められてきたマルチコア光ファイバ(MCF)がいよいよ実用化に近づきつつある。実用化に向けて、MCFとその周辺デバイスの量産技術やエコシステムの確立やデファクト/デジュール標準化が急がれる。一方、MCF等の空間分割多重(SDM)ファイバが広く実用に供されるためには、ポイント・ツー・ポイントSDM伝送技術のみならず、様々なトポロジーのSDM光ネットワークを構築するために必要な空間光スイッチや空間光ノード、超並列光送受信器などの実現技術の確立が不可欠である。本シンポジウムではこれらのSDM関連技術について、実用化間近の技術から将来技術まで幅広い視点から午前と午後の2部構成で議論する。午後の実用化視点のシンポジウムでは、実用化が近づくMCF関連技術の最新研究開発動向について、第一線の研究者・技術者に講演頂き、MCF実用化に向けた展望や残された課題を紹介いただく。
3月16日 午後 CI-3 電子デバイスの性能を最大限に引き出す高周波・高出力実装技術
電子デバイス研専
【概要】
第5世代移動通信方式(5G)、将来通信システム(Beyond 5G/6G)の研究開発が活発に行われており、マイクロ波・ミリ波・テラヘルツ帯を利用したシステムの研究開発が活発にされている。電子デバイスの高速化や高出力化に加えて、機能ブロックを接続する実装技術により電気的・熱的な性能が左右される。したがって電子デバイスの性能を最大限に引き出す高周波・高出力実装技術に関する最新技術を知ることが電子デバイス関係者にとって有益である。本シンポジウムでは、3次元実装技術、異種集積、低損失基板材料、高放熱基板およびそれを利用した電子デバイス技術など、技術動向を講演・質疑を通じて議論する。
3月17日 午後 BI-2 持続可能な未来を拓く、EMC技術者のための基本法則パラドックスとその解明
環境電磁工学研専
【概要】
電磁両立性(EMC)を追求する環境電磁工学においては、基本理論としての電磁気学や電気回路論を総合的に理解し適用することが重要である。たとえば、回路からの不要放射を考える際に、電気回路論における基本動作だけでなく、筐体、ケーブル含めたコモンモードによるアンテナ作用を、EMC等価回路でモデル化し理解することが必要となる。しかし、従来、電磁気学と電気回路論とのリンクが必要とされる部分に、十分な基本法則が論じられてきたとは言い難い。また、電磁気学や電気回路論にはいくつものパラドックスが存在し、それらを理解しようとする者の障壁となる。一方、電磁界や回路には各種保存則や定理、不変量が存在し、対象や現象の理解の拠り所となる。そこで、「EMC技術者のための~」第2弾として、今後の持続可能な未来を拓くためにキーとなる、EMC基礎講座として、理論、応用、教育面での議論を展開したい。
3月17日 午後 CT-1 発見から30年! 固有ジョセフソン接合の潜在的な魅力と可能性 ~その物性から応用まで~
超伝導エレクトロニクス研専
【概要】
銅酸化物高温超伝導体は、その結晶構造にジョセフソン接合を内蔵しており、機能性材料として注目されています。1992年に発見されて以降、テラヘルツ波放射をはじめとする種々の物性が明らかになり、かつ、応用研究が進められています。発見からちょうど30年となる2022年の総合大会では、固有ジョセフソン接合に関するチュートリアルセッションを設け、その特徴を分かりやすくご講演いただきます。
3月17日 午後 CI-5 フレキシブルセンサの新展開
有機エレクトロニクス研専
【概要】
 フレキシブルセンサの分野では、ウェアラブルな健康モニタリングを始め環境モニタリング、IoTセンサなど多くの分野で実用化が進んでいる。一方で、それを支えるアカデミックな研究では、光学的手法や電気化学的な手法などを用いたフレキシブルセンサの高感度化・高選択性が期待される。本シンポジウムでは、これらの分野の第一線の専門家を集めて当該分野の今後の展開を議論する。
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