2021年
電子情報通信学会
総合大会

オンライン開催
2021年3月9日(火)〜12日(金)

新しい生活様式の社会を支える電子情報通信

企画講演セッションの紹介

開催日 セッション名
  提案委員会
3月9日 午前 CK-1 エレクトロニクスソサイエティ プレナリーセッション 【一般公開】
エレクトロニクスソサイエティ 運営委員会
【概要】
エレクトロニクスソサイエティ会長挨拶に続き、エレクトロニクスソサイエティ活動功労賞の贈呈、エレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞の贈呈、新シニア会員の紹介を行う。 セッション後半では、東京工業大学・大嶋洋一先生による特別講演「オープンイノベーションのための知財戦略~ニューノーマルの時代への対応~」を行う。
3月9〜10日  DK-1 ジュニア&学生ポスターセッション 【一般公開】
ISS技術会議
【概要】
情報・システムソサイエティでは,学生の斬新な研究やチャレンジ精神あふれる研究を発表してもらう特別企画を2005年から開催してきました.今年度は,これまで「学生」にとどめていた発表対象を,より若手を指す「ジュニア」まで拡張します.本企画では,着手段階・途中段階の研究を対象とし,発表者と聴講者による活発な議論を通じた「ジュニア・学生・社会人が交流する場」の提供を目的としております.なお発表は,情報・システムに限らず全ソサエティの分野を受け付けます.また,本企画では,優れた発表数件に対して優秀ポスター賞を贈呈します
3月9日 午後 防災・減災の社会インフラを考える ~災害時の情報提供の在り方を含め~ 【一般公開】
企画戦略室、電気学会 防災・減災のための電気エネルギーセキュリティ特別調査専門委員会 共催
【概要】
 近年の日本社会では電気・通信への依存が年々拡大しており、これらは運輸・水道・交通等の社会システムの運用に深く影響すると同時に相互に関与する関係でもある。一方で昨今の自然災害や感染病拡大により、電気・通信の安定運用はますます要求が高まる状況にある。かかる状況を受け、電気・通信それぞれ、および連携を考慮した、社会インフラとしてのレジリエンスに関する課題や取り組み状況,さらに災害時等の情報提供の在り方について解説・議論を行う。
3月9日 午後 AI-1 プロセスマイニング -データサイエンスと離散事象システム理論の融合 【一般公開】
システム数理と応用研専、システムと信号処理サブソサイエティ 共催
【概要】
近年プロセスマイニングと呼ばれるビジネスインテリジェンスの技術が注目を集めており,コンペティションの国際会議も開催されている.プロセスマイニングは機械学習理論と離散事象システム理論の融合技術である.本シンポジウムでは最先端の理論研究者と実務者による講演と議論を行い,最新の技術動向を紹介する.
3月9日 午後 ADI-1 量子計算と暗号の進展 【一般公開】
情報セキュリティ研専、コンピュテーション研専 共催
【概要】
量子計算技術の進展は新たな段階に入っている.ショアのアルゴリズムの登場は暗号技術の設計に大きな影響を与えたが,量子計算技術の実現はさらなる影響を与える可能性がある.それを受け,特に量子計算による攻撃を考慮した暗号技術設計の研究が進んでいる.本セッションでは,量子計算技術の発展ならびにそれが暗号技術に与える影響について,最近の進展・研究動向を各専門家に解説いただく.
3月9日 午後 BT-2 ICTとサイバーセキュリティ 【一般公開】
情報通信マネジメント研専
【概要】
サイバー攻撃は既に社会にとっての重大犯罪として大きな脅威であり、グローバル化、IoT やクラウド利用の拡大、AI 技術の進展等に伴うサイバーセキュリティに関わる脅威やリスクの多様化が懸念されており、内閣府の「サイバーセキュリティ戦略」も改訂され、個人から組織まで根本的な意識改革と対応が求められてきた。このような状況の中、with コロナの時代に突入し、テレワークや遠隔授業の普及、さらに生活様式や社会システム・サービスの変容が進む中でのサイバーセキュリティやプライバシーの課題と解決が不可避になっている。社会使命的にも重要なテーマである「世の中の情報システムのサイバーセキュリティ」について、ICM 研の領域を踏まえた ICT 技術的な観点でフォーカスしていく。
3月9日 午後 BI-1 電波信号/画像へのAI利用に関する現状と展望 【一般公開】
宇宙・航行エレクトロニクス研専
【概要】
近年、さまざまな分野で人工知能(AI)の研究および実用化が進んでいます。電波信号によるリモートセンシングの分野でも、衛星画像の地形識別,ミリ波レーダによる電波画像の人行動識別、レーダ波形の識別など、様々な目的で研究が行われるようになってきました。本企画セッションでは、特に、電波を用いたセンシング分野におけるAIの適用研究に焦点を当て、現状と、将来の研究方向性について、ご講演頂きます。
3月9日 午後 BI-6 大規模災害・パンデミック時に役立つ情報伝搬・情報ネットワーク技術とその課題 【一般公開】
情報ネットワーク研専
【概要】
昨今の豪雨災害や新型コロナウィルスによるパンデミックなど、社会に大きな影響をもたらす事態が頻発しつつある。情報ネットワーク技術は、このような事態における災害情報や避難情報の拡散、感染症に関わる人の移動情報の収集・伝搬などを支える基盤技術としてますます重要となっている。本企画セッションでは、情報伝搬や関連する情報ネットワーク技術について最新の研究内容について紹介し、議論を行うことで、最新情報ネットワーク技術がどのように大規模災害・パンデミックに対して貢献可能かについて示す。
3月9日 午後 BI-9 Beyond 5G時代のコミュニケーション品質とは? 【一般公開】
コミュニケーションクオリティ研専
【概要】
ネットワークそのものが多様化しつつある中で、あらゆるモノがネットワークにつながる時代になっている。本セッションでは、Beyond 5G時代におけるコミュニケーション品質について考える。2030年代に向けてコミュニケーションそのものがどう変化していくのか?こういった新スタイルのコミュニケーションにおいて求められる品質は何か?これまでの考えを引き続き適用できるのか、あるい は、新たな考えを取り入れる必要があるのか?について探求し、Beyond 5G時代のコミュニケーション品質要求を支える技術候補について議論する。
3月9日 午後 CI-7 新しいIoT時代を拓く高周波センシングと光伝送技術の挑戦 【一般公開】
マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専、テラヘルツ応用システム特別研専 共催
【概要】
IoTシステムの高度化に伴い、センシング対象の多様化が進むことが予想される。近年、ミリ波からテラヘルツ波に至る高周波帯の送受信デバイス開発の進展が著しく、様々なセンシング応用が期待されている。一方で、これらによるセンシング情報の増加に伴うアクセスネットワーク区間の大容量化への対応は喫緊の課題である。本企画では、高周波デバイス技術の最新の研究開発動向の報告を行うとともに、高周波帯を活用したIoTシステムに対する要求条件など現状の課題、問題点に関する理解を深め、今後の方向性に関する議論から更なる研究の推進を目指す。
3月10日 午前 BK-1 論文の書き方講座 【一般公開】
通信ソサイエティ編集会議
【概要】
 論文の最も基本となる目的は,読者に対し,論理的に積み上げていくことで,その論文の主張を導くことである.しかし,そのような論文を書くことは難しく,論文の書き方の上達にはある程度の時間と継続的な執筆指導の努力が必要である.通信ソサイティでは,論文の書き方を広く深く会員に浸透させるために,2009 年 3 月から大会に合わせて「論文の書き方講座」を開催してきた.参加者から継続的に開催することを希望する声を多く頂き,「論文の書き方講座」 を開催することにした.この講座が学生あるいは若手研究者の一助となれば幸いである.
3月10日 午前 BT-1 よくわかる6Gに向けた先進技術 【一般公開】
無線通信システム研専
【概要】
第5世代移動通信システム(5G)の実用サービスが昨年開始し,高速・大容量化に加えて,低遅延,IoT対応の実現を目的としたBeyond 5Gへの研究・開発が国内外で本格化している.とりわけ国内では,既に,総務省「Beyond 5G推進戦略懇談会」において,その先の2030年代の社会ニーズを想定した実現技術・国際標準化等の議論も開始されている.本チュートリアルセッションでは,Beyond 5Gやその先の6Gに向けて有望となる各種先進技術について,その最前線に立っておられる講師をお招きし,6Gへの技術展望も含めてわかりやすく解説いただく.
3月10日 全日 TK-2 「手ぶら参加歓迎!」-気軽に体験できるワイヤレス給電実験- 【一般公開】
無線電力伝送研専
【概要】
これまでのコンテストでは,「競う」ことをメインとしたイベントでしたが,今回は方針を大転換し,学会としての役務である「学術の普及」を念頭に,教育的な要素を大幅に取り入れたプログラム構成のイベントを実施します.タイトルの通り,気軽に参加して,ワイヤレス給電技術を体感していただけるよう,基礎原理に対する簡単な講演と,講師陣のサポートのもとに工作と実験を行います.申込者のかたは,通常のコンテストのような事前準備は不要です.無線電力伝送関連研究室・部署所属の必要性や,専門知識も不要です.少しでも無線電力伝送技術に興味を持たれた方はお気軽にご参加ください.多くの方々のご参加をお待ちしております.
3月10日 午後 AT-1 IoTシステムにおけるハードウェアセキュリティの最新動向 【一般公開】
ハードウェアセキュリティ研専
【概要】
最前線で活躍する研究者に、安全安心なSociety 5.0を支えるIoTシステムにおけるセキュリティ技術の最新動向について、紹介・解説いただきます。
3月10日 午後 BI-14 デジタルイノベーションを支えるプラットフォーム技術 【一般公開】
デジタルサービス・プラットフォーム技術特別研専
【概要】
デジタルイノベーションの土台となるデータ、コンテンツ、機能等のデジタル資産を、ネットワークで安全・効率的に流通するプラットフォームの実現が求められている。本企画では、プラットフォーム経済理論、サービスネットワーク技術の技術動向の共有と、社会実践・実用サービスへの適用に向けた技術応用の課題を議論する。
3月10日 午後 CI-6 Beyond5Gに向けたテラヘルツ研究の最前線 【一般公開】
テラヘルツ応用システム特別研専、マイクロ波・ミリ波フォトニクス研専 共催
【概要】
第5世代移動通信システム(5G)の商用化開始とともに、その次世代となるBeyond 5G の研究開発が盛んになってきている。 特に、テラヘルツ周波数帯の開拓が鍵になると考えられており、テラヘルツ応用システムとその基盤技術となるテラヘルツ材料・デバイスに関する研究が世界的な盛り上がりを見せている。Beyond 5Gでは、従来の無線通信に加え、無線センシング等への展開も検討されており、これらの産業応用に向けてテラヘルツ研究のさらなる活発化が必要である。本シンポジウムでは、Beyond 5Gに関連したテラヘルツ研究の最前線の状況を紹介頂き、今後の展望や課題を議論することで、関連研究のさらなる活発化につなげる。
3月10日 午後 NP-1 複雑コミュニケーションサイエンスと人と機械の調和するシステムデザイン ~最新動向と今後の課題~ 【一般公開】
複雑コミュニケーションサイエンス研専
【概要】
複雑コミュニケーションサイエンス (CCS) は,情報通信技術のすべての階層,それを取りまく情報通信環境,そして神経系や生物システム,さらには人間のソーシャルコミュニケーションも含めた広範な研究対象を扱い,そこにある現実的問題の本質,限界,それらの背後に横たわる普遍的特質を明らかにするサイエンスとしての役割を担っています.近年の機械学習やロボティクス,ナノバイオテクノロジー,医療の発展に伴い,人と機械の融合が進みつつあり,生体と機械を繋ぐ情報通信技術やインタラクションの重要性はますます高まっています.このセッションでは,学際的分野で活躍する研究者による招待講演やパネルディスカッションを通じて,人と機械の共生・協調に向けて,生体と機械の融合を推進するための技術課題や実践的アプローチについて議論する場を提供します.
3月11日 午後 TK-1 新型コロナウイルス対策と「New Normal」におけるICTの活用 【一般公開】
企画調査会、ICT分野における国際標準化と技術イノベーション特別研究専門委員会 共催
【概要】
長期化が予想される新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大との闘いと、COVID-19感染拡大を防ぐための新しい生活様式(New Normal)への対応がグローバルレベルでの重要課題となっている。今回、ICTの最先端技術を、どのようにCOVID-19感染防止対策およびNew Normalに活用しているか、活用できるかについて、各分野のエキスパートからご講演をいただき、今後の展望と対処について議論を深めたい。
3月11日 午後 TK-3 AIは本当にPoCを超えられるのか?-実用化を阻む大きな壁- 【一般公開】
エレクトロニクスシミュレーション研専
【概要】
計算機性能向上とともに急速に進化・発展してきたAI技術は様々な分野に展開,利用され成果を挙げている.一方,AI技術の実利用に向けPoC(概念実証)を繰り返し実施しても,ビジネスに繋がらないという例も多数存在する.また,AI技術のさらなる展開,つまり社会実装(社会での活用)を考えた場合,倫理的課題(透明性,バイアス(人種,地域他))等,解決すべき課題も多いのが現状である.本企画セッションは,そのような各種課題を踏まえ,AI技術に精通する研究者,技術者,ビジネス化を検討している方,AI技術の国際標準化を担当している方,さらには今後利用を検討している方々への場を提供,「AI技術利用における現状と課題」,「さらなる進化のために何が必要なのか」等に関する議論を行うことで国内AI関連技術力の底上げに貢献できればと考えている.
3月11日 午後 BT-3 情報指向ネットワークを実現する技術と応用 【一般公開】
情報指向ネットワーク技術特別研専
【概要】
コンテンツ (情報) の名前等の識別子に基づき通信を行う「情報指向ネットワーク技術:Information Centric Networking(ICN)」は、従来のIPアドレスベースの通信では柔軟に対応出来ない課題を解決する技術として期待されています。また、IoTやエッジコンピューティング技術 、SDN/NFVなどの他の技術との親和性も高く、ICNの実装技術や応用事例等が世界的に研究されており、標準化活動も進められています。本セッションでは、将来の実用展開を視野に入れ、ICNの技術動向や研究成果、そして応用事例等を通して、ICN技術の理解の深化と議論を目的とします。
3月11日 午後 BP-1 進化し続ける5G技術と6Gに向けた展望 【一般公開】
無線通信システム研専
【概要】
世界各国で5Gサービスが開始され、国内でも2020年3月にサービスがスタートしていよいよ5Gの時代に突入した。5Gは移動通信システムの枠を超え、世界の人々の生活を支える社会インフラの一部としての役割が期待されており、サービス開始後も新たなユースケースの開拓と実用化検討、オープンで新しいネットワーク構成の標準化と実用化などに代表されるように今も進化を続けている。本パネルセッションでは、先進的かつ実用的な研究に取り組まれている企業の研究者から、5Gの新たなユースケースの開拓、新たなネットワーク構成の構築と標準化、および5Gの進化形としての6Gやそのアプリケーション検討に関する取り組み等についてご紹介いただき、講演者及び聴講者の皆様も巻き込んで、5Gが6Gに向けてどのように進化していくのかについてオープンに議論する。
3月11日 午後 CK-2 ポリマー発光デバイスの現状と今後の展望 【一般公開】
ポリマー光部品技術特別研専
【概要】
発光デバイスは、光源のみならず表示素子やセンシングにも応用され、今日の情報化社会において極めて重要なポジションに立っている。その中でポリマー材料を用いた発光デバイスは、高コントラスト、広視野角、鮮明な発色、高速応答などの特徴を持つと共に、印刷で発光デバイスを形成できることから、大型ディスプレイへの展開が期待されている。本企画セッションでは「基礎から学ぶ」をモットーに、チュートリアル講演と通常講演4件を行い、ポリマー発光デバイスの最新技術と課題、ならびに今後の展望について議論する。
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